花巻

竹に美人画 繊細な彫り 高橋さんが出品 大迫図書館【花巻】

浮書絵彫の魅力を伝えている高橋さんの作品展

 花巻市大迫町の大迫図書館(小原千晴館長)で、竹に書や絵を浮き立たせるように彫刻する「浮書絵彫」の作品展が開かれている。制作者は同町亀ケ森の高橋一子さん(85)で、約70点を展示。美人画や山水画など繊細な彫りで表現された竹の芸術が、訪れた人たちを魅了している。28日まで。

 高橋さんは定年退職後、千葉県の浮書絵工芸家小林敬舟さんに師事し、千葉県の教室に3年ほど通って技法を習得。これまでにも市内で展示会を行っているほか、自宅で開いている浮書絵彫教室で技術を伝授している。

 浮書絵彫で使用する竹は千葉県産のモウソウチク。表面を紙やすりで磨き、染料「茶粉」を塗り、下絵をカーボン紙で表面に写した後、彫りを行う。茶粉と墨の2色で色彩を表現し、彫りで立体感を持たせている。

 竹の長さは20~120センチ。七福神やコイ、武将、美人画、早池峰神楽など描かれている題材はさまざまで、6本一組でできた「鹿踊」などの作品もある。使用する道具は2本の彫刻刀のみといい、手足の爪、動物の毛まで細かく彫り刻まれている。

 高橋さんは「これまで作りためた作品を出品した。木と違って竹は堅いので、彫りの力加減が難しい」といい、浮書絵彫については「彫れば彫るほど味わい深くなる。難しい下絵の方が好きで、時間を忘れて作業ができる」と魅力を語る。問い合わせは同館=0198(48)2244=へ。

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