一関・平泉

花と泉の公園ベゴニア館 21年間の感謝込め 鉢花など割引販売 19日から閉館イベント【一関】

19日からの閉館感謝イベントに向け、最後の花の管理が行われているベゴニア館=一関市花泉町の花と泉の公園

 一関市花泉町老松の花と泉の公園は、ベゴニア館を6月末で閉館するのに伴い19日から「閉館感謝イベント」を実施する。オープンから21年間にわたり地域に親しまれてきたことへの感謝の気持ちを込め企画したもので、30日までの期間中は展示しているベゴニア鉢や草花を時価の2~3割で販売するほか、館内の動物の置物など園芸雑貨の一部も割引販売。喫茶コーナーではソフトクリームやパフェ、クレープを各種50円引きで提供する。

 ベゴニア館は、旧花泉町が同公園内に整備した「れいなdeふろーれす」の大型観賞温室として2000年4月にオープン。世界各地から取り寄せた貴重な原種を含む約200種類、2000鉢のベゴニアを通年で栽培、展示する東北初の施設として長年にわたり人気を集めてきた。

 閉館はオープンから21年が経過し老朽化が目立ってきたため、世の中の情勢に沿った形として通年型の子供向け施設にリニューアルするもの。新型コロナウイルス感染拡大の影響で20年春から休館していたが、今年4月29日からの「ぼたん・しゃくやく祭り」開催に合わせて館内の鉢花などを整え、約2カ月間の期間限定で営業を再開している。

 ベゴニアは花だけでなく木立ちや球根など多彩な種類があるが、いずれも多年生で寒い冬場の管理を適切に行えば毎年花を楽しむことができる。運営する花泉観光開発の阿部敏明代表取締役は「館内いっぱいに咲く最後のベゴニアの様子を楽しんでいただき、気に入った鉢があればぜひ買い求めてほしい」としている。

 開館時間は午前9時~午後5時で入館料は大人300円、小中学生150円。館内に展示されたベゴニアは一部非売品もある。問い合わせは同公園=0191(82)4066=へ。

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