奥州・金ケ崎

木の良さ味わって 製作体験コーナーも きこり工房販売会【奥州】

ワークショップも開かれている「きこり工房販売会」

 奥州市前沢字赤坂の「きこり工房」(鈴木和信代表)の販売会が、同市水沢字横町の市まちなか交流館で開かれている。会場には「グッド・トイ」に選ばれるなど温もりのあるおもちゃや雑貨がずらり。期間中はワークショップも開かれており、こまやカスタネットなどの製作を体験できる。鈴木代表(69)は「木の良さを味わってほしい」と来場を呼び掛けている。

 鈴木代表は会社員だったころ大野木工に興味を持ち、仲間と社内に木工クラブをつくって活動。退社後の2003年に「きこり工房」を開業した。作品は秋篠宮家に献上、優れたおもちゃを選定する「グッド・トイ」では2018年の「クリオネ」以来、「白鳥」「ハト」「猫」が「想像力を養う組み木シリーズ」として選定されている。

 各地のクラフト展などに出品しているが、同館では初めて。組み木のおもちゃをはじめ、マスク掛け、キーホルダー、ボタン、ネックレス、鍋敷き、写真立てなど50種を超える作品が会場に並べられている。

 会場の一画には、ワークショップのコーナーが設けられ、「カスタネット」「花こま」「昆虫キット」に挑戦できる。花こまは精巧な組み木で取り外して大きさや形が変えられる物。ワークショップでは色を付けてオリジナルの物に仕上げる。

 昆虫キットに挑戦した水沢小学校1年の濱諒太郞君(6)は「うまくできた。初めて作ったけど、ボンドを塗るところが難しかった」と感想を話していた。

 鈴木代表は「20年ほどやってきたが、温もりが感じられるのが木工の良さだと思う。糸のこで自由に切って作っていて、曲線の具合など同じ物は二つとできない。気に入る物を見つけてみては」と話している。

 販売会は27日までで、時間は午前10時~午後5時。問い合わせは同館=0197(25)3001=へ。

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