一関・平泉

東北DC盛り上げへ 「こビール」きょう発売 JRと共同企画 世嬉の一酒造【一関】

「こビール」を手にする佐藤社長

 地ビールブランド「いわて蔵ビール」を展開する世嬉の一酒造(本社一関市田村町、佐藤航代表取締役社長)は、JR盛岡支社との共同企画で県産ホップを使った限定クラフトビール「COBEER(こビール)」を22日から販売する。東北デスティネーションキャンペーン(DC)を盛り上げる一環で企画され、夏に飲みやすいビールとなっており「ちょっとしたゆっくりしたい時に飲んでほしい」とアピールしている。

 本県は日本一のホップ生産量を誇り、生産量や就農者が年々減少している中、地ビール事業者は増えており、ビール愛好家が各地を訪れるなど重要な観光資源となっている。JR盛岡支社では東北DCに合わせ、県内地ビール事業者11社と連携して県産ホップを使用した地ビールを「IWATE BEER」の共通ロゴを使用して順次発売することとし、世嬉の一酒造がその第1弾となった。

 こビールは、爽やかな苦みが特長の遠野産ホップ「IBUKI」を使用。ホップの香りをより出し、苦みも際立たせており「夏に何杯も飲めるようなビール」に仕上げた。名称は方言で休憩やおやつを意味する「こびる」を由来とし、ホップの緑を意識したラベルとした。

 330ミリリットル入り550円(税込み)でアルコール度数は5%。同社のホームページのほか、盛岡以南の新幹線駅や秋田、青森、首都圏などで6000本限定で販売する。

 佐藤社長は「この企画を通じて、岩手がホップの生産地で、ビールメーカーが多くあり、自然豊かでおいしいビールが造れることを県内外の人に知ってもらい、コロナが収束したら来てみたいと思ってほしい」と語っている。

 問い合わせは同社=0191(21)1144=へ。

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