奥州・金ケ崎

避難所運営最善模索 ゲームで疑似体験 金ケ崎高

避難所運営ゲームに取り組む金ケ崎高校の生徒

 金ケ崎町の県立金ケ崎高校(宮学校長、生徒118人)で21日、避難所運営を疑似体験するゲームが行われた。生徒らのほか町内の幼稚園、小中学校の教諭も参加し、各自が災害時の共助に貢献できる方法を探った。

 同校が文部科学省の学校安全総合支援事業の実施を希望して初めて実現。地域がつながりを持って防災に取り組めるよう、町内の教諭も参加した。

 県地域防災サポーターの塚本清孝さんが講師を務め、全校生徒と同校教諭ら計約150人が参加した。

 避難所運営ゲームはHUG(ハグ)と呼ばれ、大地震でライフラインがほぼ途絶し、小学校に避難所が開設されたという想定で実施した。

 参加者は学校の見取り図や避難者に周知する情報を書き込む掲示板などを基に、刻々と変化する状況への対応を考えた。

 新規避難者や救援物資の到着、避難所でのトラブルなどの情報がかるたのように読み上げられ、各グループは手いっぱいに。避難者に見立てたカードには個別の情報が添えられ、中には障害やペット同伴、家族と離ればなれになっているなど配慮が必要なケースもある。参加者は最善の方法を素早く考え、誘導先などを決めていた。

 ゲーム後にはグループ同士で対応を比較。実際に避難所が開設された際、どんな仕事に協力できるかを考える時間も設けられた。

 参加した齋藤心暖さん(3年)は「実際にいろいろな人が来る避難所で意見をまとめるのは難しそうだが、学校では通路や部屋の配置など生徒ならよく知っていることを生かせると思う」と話していた。

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