晴れ舞台へ結束 42歳厄年連事務所開き【奥州】
2021年奥州前沢42歳厄年連蒼凰翔猿会(そうおうしょうえんかい)(千田雄二会長)は27日、祭典事務所を奥州市前沢字七日町地内の旧おかるに開設し、神事や看板の引き継ぎなどが行われた。新型コロナウイルスの影響で例年の厄年連が晴れ舞台としていた奥州前沢春まつりが中止となっているため、新イベントで10月10日に開かれる「前沢まつり」に向けて結束を示した。
会員をはじめ、今年の奥州前沢25歳厄年連翠耀蘭(すいようらん)など市内の先輩・後輩団体からの来賓ら約50人が出席し、神事が行われた。20年前沢42歳厄年連結夢輝(つむぎ)の北條史人祭典実行委員長から、蒼凰翔猿会の柏山優希祭典実行委員長に祭典事務所の看板が引き渡された。
千田会長は「コロナ禍でここまで相当もがき苦労してきたが、10月のまつり開催が決まって目標が明確となり、この場を設けることができてうれしい。成功に向けて精一杯精進したい」とあいさつした。
式典後は、まつりで披露する創作演舞曲「蒼心創愛 蒼炎乱舞」を来賓に実演。これまで会員の成長を支えてくれた地域への感謝とコロナ禍の早期収束をテーマにした踊りで、大きな拍手を受けていた。
新規イベントの前沢まつりには、市内各地の厄年連・年祝連を中心に参加を呼び掛けている。