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盛岡さんさ2年連続中止 コロナ禍安全を最優先 実行委

 盛岡市を代表する夏祭り「盛岡さんさ踊り」の実行委員会(会長・谷藤裕明市長)は30日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、祭りの中止を決定した。パレード観覧者を県民限定とし規模を縮小して開催する方針だったが、2年連続で取りやめざるを得なくなった。今後は代替事業の実施を検討する。

 市役所で同日、谷藤市長と実行委員長の谷村邦久盛岡商工会議所会頭が会見し、発表した。

 今年の祭りについて実行委は感染対策を施した上で規模を縮小し、例年通り8月1日から4日まで開催する方針だった。しかし、市内の新規感染者数は一時「ステージ3」相当となるなど高止まり状態で推移。飲食店などで複数のクラスター(感染者集団)が発生し、より感染力や重症化リスクが高いとされる変異株の感染者増加などを踏まえ、「感染症対策に全力を尽し安全・安心な日常生活を取り戻すことが最優先」と判断した。

 このため、開催中止を盛り込んだ議案を書面で委員160人に発送。回答があった134人のうち130人が中止に同意したことから、集計した30日に中止を正式決定した。不同意者の中には、規模や場所の変更など形を変えて開催を望む声があった。

 市民や参加団体からは練習を含め、感染への不安や参加に周囲から理解が得られないなどの声が寄せられていた。

 谷藤市長は「感染が収まり切っていない状況の中、今は全力で感染症対策に取り組み、一日も早く安全・安心な日常を取り戻すことが最優先と判断した。今年も残念だが、来年頑張りたい」と述べた。

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