奥州・金ケ崎

製造、受託作業の新拠点 リコアが開所 江刺寿生会わかくさ反町【奥州】

わかくさ反町作業棟Ricoaが開所し、玄関前でテープカットに臨む関係者

 奥州市の社会福祉法人江刺寿生会(渡辺均理事長)が同市江刺岩谷堂字反町地内に建設を進めてきた「わかくさ反町作業棟Ricoa(リコア)」は、1日に開所した。同法人が運営する障害者の就労継続支援B型事業所ワークセンターわかくさの新たな作業棟で、主力商品の製造や販売、受託作業の拠点となり、利用者の工賃アップにつなげる。一角には、自社をはじめとする商品を扱う喫茶店を設け、施設の本格稼働とともに5日にオープンする。

 わかくさ(同市江刺岩谷堂字下惣田)は、これまで江刺地域内の2カ所で米粉の菓子、乾燥リンゴ、コーヒー豆の焙煎(ばいせん)などの自社製品の製造・加工や受託作業を展開。契約者が増加し既存施設が手狭になったことから、衛生面などの向上も企図し、同法人が無償貸与を受けている市有地にリコアを建設した。2020年12月に着工し、6月21日に業者から引き渡された。総工費は1億8359万円。このうち、20年度の国の社会福祉施設等施設整備費補助金から5030万円の補助を受けた。

 施設名は、コメやリンゴなど江刺産原料も生かしてきた主力商品の英語の頭文字をつなげ、おいしさ、豊かさへの願いを込めて名付けた。

 木造平屋建てで、建築面積は約596平方メートル。菓子の仕上げ・製造室、青果の加工室、コーヒー作業室、小個室のある受託作業室などを備え、バリアフリーと食品衛生に配慮した設計で、これまでの施設に比べ、生産性や原料の貯蔵、製品の保管などの面でも利便性を高めた。

 敷地内は同法人の福祉施設が建ち並ぶ環境。喫茶店では利用者がスタッフとして自社や仕入れの製品を販売し、一般客に加え、関連の高齢者福祉施設からの来店も想定している。

 1日は関係者が出席し、現地でテープカットなどの式典が行われた。

 渡辺理事長は「地域の方々が入りやすく、利用者の皆さんと話をして理解し合える良い環境になった。これからより良くしていくのは皆さんの役目」と呼び掛けた。

 喫茶店の営業時間は午前10時30分~午後3時で、土日・祝日は定休。仕入れ製品では、手づくりアイスクリーム牧舎松ぼっくり(雫石町)のジェラートも販売する。

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