北上・西和賀

100周年飾る花のリレー 展勝地で花壇整備【北上】

展勝地開園100周年を記念して整備された花壇

 北上市立花の展勝地公園内に整備された花壇が色とりどりの花を咲かせ、市民や観光客の目を楽しませている。開園100周年を記念し、園内をさまざまな花で彩ろうという「お花畑事業」の一環で、桜並木の東側エリアに造られた。

 長さ100メートル、幅5メートルの花壇にはガザニアやアイスランドポピーのほか、同市の姉妹都市コンコード市がある米カリフォルニア州の州花・カリフォルニアポピー(ハナビシソウ)などが咲き誇り、来園者を歓迎している。

 この花壇は、同市二子町の障害福祉サービス事業所・社会福祉法人自立更生会とばせ園(髙橋守園長)が、「展勝地100(いちまるまる)折節の花植栽事業」と銘打って企画したもの。「100周年をお祝いし、来園者に四季折々の花を楽しんでもらうとともに、みんなの公園として施設利用者も関わることができれば」との思いが込められている。

 事業期間は、春の種まきをする4月から、パンジーやビオラの植栽が終わる11月まで。夏にはサルビアやマリーゴールド、ニチニチソウなどを、秋にはコスモスなどを植栽する計画で、作業は同施設の利用者や職員が行う。

 散策していた市民の1人は「以前は芝生だけだったが、この花壇で華やかになった。アジサイもきれいだしヒマワリ畑もあり、四季を通して花が楽しめる公園になった」と、しばし足を止めてかれんな花をめでていた。

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