一関・平泉

2回目終了41・5% 一関市、県実績上回る 65歳以上ワクチン接種

 一関市は、新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種について、4日現在(速報値)で市内対象高齢者数(4万3684人)の41・5%に当たる1万8147人が2回目の接種を終えたとホームページ(HP)で公表した。県が同日時点のまとめとしてHPで公表している実績の30・1%を上回った。高齢者接種について市は今月下旬の終了を予定している。

 市の高齢者向け接種は、2021年度中に65歳となる人を含む65歳以上を対象にした実施計画に基づいて進められており、高齢者施設入所者を優先して県内で最も早い4月12日にスタートした。実施計画では、接種人数(接種を希望する人)を全高齢者4万3684人の85%に当たる約3万7000人と見込んでいる。

 4月12日からの高齢者施設入所者、5月17日からの個別接種(市内51医療機関)、同22日からの集団接種(市総合体育館)を合わせた接種状況は、1回目終了が対象高齢者数の76%に当たる3万3187人、2回目終了が1万8147人となっている。

 今後は2万3176回分の接種を予定しており、合計接種回数は7万4510回となる見込み。予定回数が全て実施されると仮定し、1人2回接種として人数に換算すると、最終的には対象高齢者数の85・3%に当たる3万7255人が2回の接種を済ませることになる。

 一方、県がHPで公表している接種実績では、県内高齢者数40万6276人(20年10月1日現在)のうち、1回目終了が61・6%に当たる25万314人、2回目終了が30・1%に当たる12万2304人となっている。

 市は今月5日から優先順位を設けて64歳以下向けの接種を始めており、11月下旬までの終了を目指している。

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