一関・平泉

健康気遣い まずは野菜 奥山さん(一関工3年)最優秀 県内高校生対象お弁当レシピコン

第16回食育推進全国大会inいわてお弁当レシピコンテストで最優秀賞に輝いた奥山さん(右)と入選した菅原さん

 第16回食育推進全国大会inいわて(農林水産省、県、県実行委主催)の県内の高校生を対象としたお弁当レシピコンテストで、県立一関工業高校の奥山響己さん(3年)が最優秀賞に輝き、菅原千翔さん(同)が入選を果たした。2人は「まさか受賞できるとは思わなかった。驚きしかない」と受賞を喜んでいる。

 コンテストは同大会の本県初開催に合わせ、「ランチで味わおう“いわてのお弁当”」をテーマに企画。県産食材の使用などを条件に県内10校から159人の応募があり、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選7点が選ばれた。40人が応募した一関工では、選択科目でフードデザインを学ぶ生徒が春休みの課題として取り組んだ。

 最優秀賞に輝いた奥山さんが考えたのは、「男子も気にしよう!野菜ファースト弁当」。家にあるプラスチック容器を活用し、カップ形式で持ち運びができ簡単に作れるレシピを目指した。卵そぼろや豚ひき肉などの具材とご飯を交互に重ね、てっぺんにレタスやキュウリ、トマト、コーンなどの野菜を添えたもので、斬新な盛り付けやアイデアが高く評価された。

 一方、入選を果たした菅原さんの「お肉巻きもちーズ弁当」は、チーズと一関名物のもちを県産豚バラ肉で巻いて焼いたおかずが特徴。キュウリを詰めたちくわやだし巻き卵などもご飯とともに彩りよく配置し、食欲をそそるアイデア弁当として評価された。

 レシピは大会ホームページで紹介されており、奥山さんは「血糖値が上がらないように野菜から食べるように工夫した。1人暮らしの人向けでいろんな味が楽しめる」、菅原さんは「嫌いな食材でもおいしそうに見えれば食べるかもしれない。楽しく食べるのが一番」とレシピの有効活用を願っていた。 

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