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ブナ「凶作」 県内予測 東北森林管理局

 東北森林管理局は、2021年度のブナの開花状況と結実予測をまとめた。開花時の結実予測で本県は「凶作」と見込まれている。

 ブナの実は、ツキノワグマなど山に生息する動物の餌となり繁殖とも関わる。大凶作や凶作だと、人里に下りるクマの目撃情報が増えることなどが懸念されている。

 同局管内の本県をはじめ、青森、宮城、秋田、山形の5県142カ所で目視により調査。本県の開花状況は23カ所を調査した結果、樹冠全体に花が付いている「全体」と樹冠上部に多くの花が付いている「部分」が各1カ所、「一部」が14カ所、「非開花」が7カ所となった。

 この結果、豊凶指数は1・0で開花時では2年連続の凶作となった。秋に同様の手法で調査し豊凶を判定する。

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