奥州・金ケ崎

奥州の「うまい」をデリバリー 隠家水沢店 弁当やシューマイ 地場産食材でメニュー開発

「奥州うまい弁当」「奥焼売」デリバリーします―。地場産の食材を使ったメニューをアピールする佐藤店長(左)と八重樫料理長

 奥州市水沢字東町の創作料理居酒屋「隠家(あじと)水沢店」(佐藤真理店長)は、同市の食材をふんだんに使ったデリバリーメニューを展開している。中でも胆沢産の「SPF地養豚」を使った「奥焼売(おうしゅうまい)」は、今後看板メニューとして育てていこうという一品。同店では地元農家との交流を広げながら地場産食材を使った多国籍料理を提供していく考えで、佐藤店長は「より良い関係を築きながら助け合ってコロナ禍を乗り切りたい」と意欲を語っている。

 同店は14~15年前から現在のサンパレスホテル1階で営業。ジャンルにこだわらない多国籍メニューが支持されている。コロナ禍でデリバリーやテークアウトに取り組む中、10年ほど前に「奥州」と「うまい」を組み合わせた言葉遊びから「いつか作ろう」と話していたシューマイをメニュー化した。

 奥焼売は、地元の銘柄豚をはじめ地場野菜を使ったあんを包んだ。SPF(特定の病原体を持っていない)の健康な豚肉を使うことで「豚肉特有の臭みが無く、甘みがある」(同店・八重樫将矢料理長)という。たっぷりと味わってもらいたいと普通のシューマイのおよそ2倍のサイズにした。

 デリバリー展開に当たって弁当も3種類開発。「奥州うまい弁当」は奥焼売をはじめ、「ローストビーフ江刺産トマトのサルサソース」「旬の魚の岩手銘醸酒粕味噌(みそ)漬け焼き」など地場産食材たっぷりのおかず9品に、同市水沢の農家のひとめぼれのご飯が付いて1500円(税込み)。このほか「隠家の欲張り弁当」(税込み3000円)、「隠家の松花堂弁当」(同1000円)もある。

 八重樫料理長は「メニューに無い物でもお客さんのリクエストに応えられるようにしてきた。地域農家とのつながりの中で取り入れられる食材を使って、料理のジャンルにこだわらずおいしさを味わってもらえるようにメニューを考えている」と語っている。

 デリバリー、テークアウトは月―土曜日の午前11時30分~午後6時の配達、引き渡し。弁当のほか、5種類のピザ、丼物、揚げ物、焼き物などもあり、5品以上から注文を受ける。デリバリーは同店から半径約10キロ以内で応じる。

 「農家あってのうちの店。これからも助け合って関係を大事にしていきたい。もっと農家とのつながりを広げたいと思う」と佐藤店長。奥焼売について、八重樫料理長と共に「今回は弁当に収まる大きさだが、もっとインパクトのある物をと考えている。奥焼売を目指して水沢に来てもらえるような名物にしたい」と思いを募らせる。

 「奥州うまい弁当」は6月に同市水沢で開かれたイベントでも販売しており、今月末に金ケ崎町で開催される「かもん夏マーケット」でも販売予定。

 デリバリーやテークアウトの注文は同店=0197(24)6353=へ。

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