大谷 初戦敗退 米大リーグ本塁打競争
【デンバー時事】米大リーグのオールスター戦前日恒例の本塁打競争は12日、コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われ、日本選手で初めて参加した大谷翔平選手(エンゼルス)=花巻東高出=は、1回戦でフアン・ソト外野手(ナショナルズ)に2度の延長の末28―31で敗れた。ピート・アロンソ内野手(メッツ)が前回2019年に続いて優勝し、史上3人目の連覇を果たした。優勝賞金は100万ドル(約1億1000万円)。【4面に関連】
大谷とソトは規定の3分に加え、ボーナスタイムの1分を終えて22―22。1分の延長も6本ずつで決着はつかなかった。3スイングの再延長にもつれ込み、先攻のソトが3本とも柵越えを放ったのに対し、大谷は最初のスイングでゴロを打ち、敗退が決まった。
選手らは1月に死去した歴代2位の755本塁打を誇るハンク・アーロンさんの背番号「44」をつけ、練習や本塁打競争に臨んだ。