奥州・金ケ崎

技術生かし 地域へ貢献 設備点検や修理奉仕 水沢工高電気科【奥州】

テクノボランティアで空調設備の清掃をする水沢工高の生徒

 県立水沢工業高校(日當仁己校長、生徒411人)の電気科によるテクノボランティアは12日、奥州市水沢黒石町の小黒石自然体験交流館こぐりんで行われ、同科の3年生が日ごろの学習を生かして電気設備の点検や修理などに励んだ。

 授業で学んだ知識と技術を地域で役立てようと毎年市内で取り組み、実施先は市社会福祉協議会が仲介。2021年度は新型コロナウイルスの感染状況を考慮し個人宅は取りやめ、地区センターや集会所などを対象に6月から行っている。

 今年度5回目の同日は、第2種電気工事士の資格を持つ生徒6人が教諭と共に同館を訪問。屋内の空調や調理室の殺菌灯の点検、清掃などに汗を流した。参加した伊藤諒比さんは「学校で練習してきたことを生かして地域に貢献できることがうれしい」と話した。

 同館を指定管理している「古代の流れ源流『網代滝』を守る会」の千田正典事務局長は「高校生にとっては市内にいろいろな良いところがあると知り、腕を高めてもらう機会になる活動。会としても助かる」と感謝していた。

 同ボランティアは今年度、12月まで実施する。

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