一関・平泉

パンで健康サポート ブーランジェリー・ル・スリール 老舗の味思い熱く 大町に新規オープン【一関】

一関市大町にパン屋をオープンさせた菅原代表取締役(右)

 一関市大町に15日、新たにパン屋「Boulangerⅰe le sourire(ブーランジェリー・ル・スリール)」がオープンした。たんぱく質などの栄養価を高めたパンが売りで、店を経営する代表取締役の菅原健さん(62)=同市字沢=は「おいしく健康になってもらい、大町通りをにぎやかせたい」と意気込んでいる。

▲看板商品の一つ「元祖・黒糖パン」

 菅原さんは同市大東町生まれ。大阪市の辻調理師専門学校を卒業後、ホテルのベーカリー勤務を経て菓子店でチーフを務め、森永乳業子会社の食品卸・みちのくフードサービスの拠点立ち上げから携わり、北東北支店長として営業部門で活躍してきた。

 ル・スリールは、2020年12月に閉店した老舗パン屋「アップルハウス」の店舗を活用。営業マン時代に同店を担当していた縁から復活への思いも強く、オープンに当たりアップルハウスの職人を採用し、菅原さんの妻らと5人でスタートさせた。店名のル・スリールは「ほほえみ」という意味のフランス語で、「お客さんが喜び、店員が皆笑顔で迎えられるように」との思いが込められている。

 アップルハウスの人気商品のレシピを受け継ぎつつ、一から生地を改良し復活させた「元祖・黒糖パン」は、黒糖が香るふっくらとした生地にクルミをトッピング。アーモンドクリームを載せて焼き上げ、スライスした有塩バターをサンドした「台湾メロンパン」、表面はざくざく、内側はしっとりと仕上げて二つの食感を楽しめる「黄金メロンパン」との三本柱で看板商品として打ち出す。添加物は極力使わず、ほとんどのパンには森永乳業のシールド乳酸菌とプロテインを配合し、健康にも配慮したのが大きな特徴となっている。

 菅原さんは「子供からお年寄りまで健康をサポートしたい。早朝からの開店も検討しているので、育ち盛りの学生にも食べてほしい」と話している。当面は食パン、菓子パン、コッペパン、総菜パンなど25種類ほどを販売し、後日洋菓子も追加する予定という。

 17日までの営業時間は午前10時~午後6時30分。18日以降は開店時間を早めての営業を検討している。日曜ほか不定休。問い合わせは同店=0191(34)7080=へ。

 

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