花巻

メダル獲得へエール 男子20キロ競歩・高橋選手 寄せ書き父母に託す 地元町内会【花巻】

高橋選手の地元で行われた激励会。地域住民や母校の後輩たちが、高橋選手のメダル獲得を期した

 東京五輪男子20キロ競歩代表の高橋英輝選手(28)=花巻北高―岩手大―富士通=の激励会は18日、高橋選手の地元である花巻市二枚橋町大通りのJR花巻空港駅前ロータリー広場で開かれた。横断幕や等身大パネル、寄せ書きなどがお披露目され、地元住民や花巻北高校の後輩たちが高橋選手のメダル獲得を期し、故郷から熱いエールを送った。

 地元のオリンピアンを応援しようと、二枚橋町町内会(伊藤誠哉会長)が企画した。同駅入り口には横3メートル60センチ、縦60センチの横断幕を飾り、駅構内には高橋選手の等身大パネルと紹介パネルを設置。駅周辺には応援ポスターも掲示し、同高陸上競技部の部員と、地元住民の応援メッセージを書き込んだ日の丸の旗も用意した。

 激励会には約40人が参加し、伊藤会長(64)が「英輝選手は努力の人。レースを存分に楽しんで、悔いのない大会にしてほしい」とあいさつ。同部部長の石川康明さん(2年)、副部長の吉田寿莉さん(同)、OGの鈴木麻央さん(3年)が、高橋選手の代わりに出席した父親の瑛至さん(75)と母親の淑子さん(69)に日の丸を贈呈した。

 石川さんは高橋選手と同じく、宮野目小、宮野目中出身。高橋選手が小学校や中学校に訪問した際に交流したことがあるといい、「宮野目中、花巻北高の偉大な先輩で尊敬している。五輪ではベストパフォーマンスでメダルを獲得してほしい」と期待した。

 瑛至さんは「(英輝選手は)多くの人の支えがあって、素晴らしい舞台に立てている。応援してくれている人のためにも、最後まで頑張ってほしい」、淑子さんは「持てる力を全て発揮し、アクシデントなく無事にレースを終えてくれれば」と願っていた。

 男子20キロ競歩は8月5日に札幌市で行われる。瑛至さんと淑子さんは新型コロナウイルス感染防止対策のため、テレビ観戦で応援する予定で、日の丸は高橋選手に届けるという。パネルと横断幕は8月15日まで展示する予定。

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