花巻東決勝で涙 盛岡大附が甲子園へ 夏の高校野球岩手大会
第103回全国高校野球選手権岩手大会(県高野連など主催)は24日、盛岡市の県営球場で決勝が行われ、第2シードの盛岡大附が第1シードの花巻東を9―4で下し、4年ぶり11度目の夏の甲子園出場を決めた。花巻東は新型コロナウイルスの影響で中止となった第102回大会を挟んで3大会連続の優勝はならなかった。【10、社会面に関連】
花巻東は、3点ビハインドで迎えた二回に5番田代旭(2年)がソロ本塁打を放つと、四回には1死一、三塁から田代、6番平井柊(3年)の連続適時打で同点とした。勝ち越された直後の六回にも1死満塁から途中出場の8番菊池開斗(3年)の中犠飛で再び追い付いた。
しかし、三回から救援し粘りの投球を見せていたエースの菱川一輝(3年)が八回に盛岡大附打線につかまり、4連打に失策が絡むなどして一挙5点を奪われ万事休した。
盛岡大附は一回に3番金子京介(3年)が大会新記録となる5試合連続5本目の本塁打を放つなど、持ち前の強力打線が威力を発揮し、参加61チーム(68校)の頂点に立った。
全国大会は、8月9日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。組み合わせ抽選は同3日にオンラインで行われる。