北上・西和賀
陸上出場選手ら紹介 市・ホストタウン相手国 セルビアパネル展【北上】
北上市は、東京五輪のホストタウン相手国・セルビア共和国のパネル展を同市大通りのおでんせプラザぐろーぶ内の市生涯学習センターで開いている。陸上競技女子走り幅跳びに出場する２０１６年リオデジャネイロ五輪銅メダリストのイヴァナ・シュパノビッチ選手のほか、同国の文化や観光地などを紹介している。
競技開始前に北上で予定されていたシュパノビッチ選手ら陸上競技の事前合宿は新型コロナウイルス感染拡大のため中止されたが、市民にもホストタウン相手の同国を知ってもらおうと企画。シュパノビッチ選手の巨大タペストリーをはじめ、男子テニスのノバク・ジョコビッチ選手、同国の東京五輪出場競技をパネルで紹介している。
さらに国旗や観光名所、伝統民族舞踊、食、セルビア語、発明家のニコラ・テスラなどの解説パネル、民俗衣装をかたどった顔出しパネルを展示。東日本大震災時には発生８日後にチャリティーイベントを開き、世界でもいち早く日本へ見舞いのメッセージや多額の義援金を届けた国でもあり、感謝の気持ちを伝えようと北上がホストタウン相手となった経緯もパネルで説明している。プレゼント用ピンバッジも用意している。
市スポーツ推進課は「事前合宿の受け入れができず残念だが、五輪ではホストタウンとしてシュパノビッチ選手をはじめセルビアを応援したい。市民にも北上がセルビアのホストタウンと知ってもらい、ぜひ応援してほしい」としている。
パネル展は３０日までの午前１０時～午後９時、３１日～８月８日は市立中央図書館に会場を移す。入場無料。シュパノビッチ選手は同１日に予選、３日決勝の予定。
