花巻

死亡事故二度と 太田地内発生現場を点検【花巻】

花巻市太田地内で発生した死亡事故現場で点検活動を行う関係者

 1日に花巻市太田地内の市道で発生した死亡事故を受け、市内の交通安全関係団体は5日、再発防止に向けて現場点検を行った。

 事故は1日午後4時20分ごろに発生。現場は十字路交差点で、40代女性の運転する普通乗用車と近くに住む70代男性の原付バイクが出合い頭に衝突。男性は病院に搬送されたが、肺挫傷などのため、2日に死亡が確認された。花巻署管内では2019年9月以来の死亡事故となった。

 点検には同署、市役所、花巻地区交通安全協会太田分会などから11人が参加し、同署交通課の八重樫徹課長が事故の概要を説明。現場は見通しが良く、乗用車側に一時停止標識があった。女性は一時停止をしたといい、八重樫課長は「車は停まったが、左右確認を徹底していなかった可能性がある」と推測した。

 関係者は現場周辺を見て回り、危険箇所や問題点などを点検した。県警本部交通企画課の板垣則彦課長は「警察関係者だけでなく、普段から道路を使用する地元住民を交えて話し合うのは大切なこと」と強調する。

 同分会の佛川正見分会長は「地元では事故の多い道路と有名だった。朝は交通量も多く、大型トラックもよく通る。事故現場近くにのぼり旗を設置するなどし、交通安全意識を高めたい」と話していた。

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