花巻

ホテル花城 来月末閉館へ コロナ影響 宿泊・利用減【花巻】

9月末で閉館を決めたホテル花城

 花巻市東町のホテル花城(小田島修司社長)は、同ホテルを9月30日で閉館すると発表した。新型コロナウイルスの影響で宿泊客や宴会場利用客が激減したことに加え、周辺に新たなホテルが増えて競争が厳しくなっていた。建物と敷地については引き続き同社が管理し、今後の活用の在り方を検討する。

 同ホテルは地元企業の出資で1978年に開業した。6階建ての1階がレストラン、2~3階が宴会場、4~6階が客室で全34室あり、ビジネスマンの宿泊や地元企業・団体の会合、地域住民の冠婚葬祭を受け入れ、にぎわった。ピーク時の年間売り上げは5億2000万円あった。

 2000年代半ば以降は近隣に新たなホテルが増えて競争が激しくなるとともに、ウエディングニーズの多様化や法人宴会の縮小、減少により会場利用が減った。

 近年は工事関係者の宿泊も増えていたが、新型コロナの影響で宿泊、宴会場利用ともに大幅に落ち込み、20年11月以降は宿泊の受け入れを休止していた。

 同社の担当者は「新型コロナの影響で売り上げが大幅に減った。以前のような状態には戻らない」と閉館を判断するに至った理由を説明。

 「生まれてから入学、卒業、成人、結婚、敬老などとさまざまな人生の節目でご利用いただいた。残念だが時代の流れ。苦渋の選択だが、43年が経過し、ホテル花城としての役割は果たした」と話している。

 パートを含め26人の従業員は解雇し、再就職を支援する。運営会社は存続し、建物や敷地の管理をしていく。

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