逆境に負けぬど根性 舗装路からヒマワリ 菅原さん方 花泉・金沢【一関】
一関市花泉町地内にある民家の敷地内で、コンクリートで舗装された地面の細い割れ目からヒマワリが成長して花を咲かせ、家人らを驚かせている。
ヒマワリが花を咲かせているのは、同町金沢北町の菅原清弥さん(72)方で、敷地北側にある建物と隣接する市道の間約1メートルをコンクリートで舗装した部分のうち、中央を東西に走る幅5ミリ~1センチの割れ目の中から、大きいものでは高さ約1メートル70センチにまで伸びたヒマワリが8本ずらりと並ぶ。
菅原さんによると、昨年別の場所に植えたヒマワリの種を希望する人に持ち帰ってもらおうと、種が付いた花を近くにまとめて置いていたといい、「割れ目から何本か芽が出てきたのは気付いていたが、建物北側で日当たりの悪い場所でもありすぐ枯れると思っていた。厳しい環境でここまで成長したのは根性がある」と感心している。