一関・平泉

NEC跡地取得 関連議案 再び否決 市議会 反対16人、賛成12人【一関】

再提出されたNEC跡地取得関連議案を反対多数で否決した一関市議会

 一関市議会は17日、勝部修市長が再提出したNECプラットフォームズ一関事業所跡地の取得関連議案2件について、開会した9月通常会議の本会議で採決し、反対16人、賛成12人で否決した。6月通常会議最終本会議(7月5日)に続く2度目の否決で、市と同社が今月31日を有効期限として交わした意向確認書に基づく取得の可能性がなくなった。否決について勝部市長は「もっと多くの人に賛成に回ってもらえると思っていた。結果が全てだ」と語った。

 市が取得を目指していたのは、JR一ノ関駅東口に隣接する土地8万3612平方メートルと旧第2、3工場延べ床面積2万1672平方メートルで、取得予定価格が土地と旧工場合わせて18億9900万円。

 取得関連議案の再提出に当たって市側は、6月通常会議で論点となった財政見通しのほか、旧工場に次世代の大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」関連で小型機器類の試験・組立・保管機能を持たせることや完全取得までの約4年間で市民合意を図ることなどを強調し、理解を求めた。

 質疑、討論では、「市民みんなが納得しているということではない」「今市民が市に望んでいるのは言うまでもなくコロナ対策だ。市の進め方、スケジュールの拙速さに大きな疑問がある」と反対の声が上がった一方、「5年たち、10年たち取得しておけば良かったと後悔しても遅い。自らの手で発展の可能性の芽を奪ってはならない」「一ノ関駅の周辺整備は今後求められる大事な事業だ」と賛成の意見も出された。

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