一関・平泉

黄金メロン 甘さ「合格」 28日から道の駅で販売 平泉研究会糖度検査

黄金メロンの出荷を控え、糖度を検査する高橋会長(右)ら。8人全員が厳しい基準をクリアした

 平泉町特産の「黄金メロン」生産者で組織する平泉黄金メロン研究会(高橋正洋会長)は23日、今季の出荷を前に2回目の糖度検査を行った。検査の結果、出荷を見込む8人全員の栽培したメロンが規定の糖度に達したことから、28日から道の駅平泉(平泉字伽羅楽)で即売会を開催する。

 黄金メロンは同町を代表する特産物として1996年から栽培されている高品質の果物で、ビニールハウスの立ち作り栽培により1株に1玉だけ実らせることで糖度を高め、見た目も白い高級感が特徴。糖度は14度以上なければ出荷を認めない厳しい基準を定めている。

 23日の検査は会員の菅原正義さん方(平泉字泉屋)で行われ、会員8人が持ち込んだ着果50日前後のメロンを1個ずつ切り分け、果汁を糖度計で測定。いずれも糖度14~16度と基準に達し、実際に試食して味や香り、食感などの出来栄えも確認できたことから、全員を合格とした。

 高橋会長は「8月に入り長雨と低温、日照不足が気掛かりだったが、順調な生育が確認できたので一安心。糖度は基準に達したので全員出荷できる。今後は出荷に合わせて収穫時期を調整するなどして品質を確保したい」と語った。

 今年の出荷目標は、昨年の販売数量が232玉にとどまったため、300玉以上を見込む。

 即売会は28日午前11時から、29日午前10時からそれぞれ道の駅平泉で開催する。

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