花巻

甘い香りに包まれ 仕込み作業本格化 エーデルワイン 「ヌーヴォー」来月発売【花巻】

9日に始まったエーデルワインのワイン仕込み。ベルトコンベヤーにブドウを投入する社員

 花巻市大迫町大迫のエーデルワイン(小田嶋善明代表取締役社長)で9日、2021年度のワイン仕込み作業が本格的に始まった。今年は生食用品種、醸造用品種合わせて約350トンのブドウを仕込む計画。愛飲者らに香味豊かなワインを届けようと、社員が作業に励んだ。

 作業開始に先立ち安全祈願の神事が行われ、小田嶋社長(66)は「社員一同、入荷したブドウを大切に扱い、味が損なわれないよう注意しながら醸造に入る。良質なワインができるよう、尽力していく」とあいさつした。

 同日は大迫町と紫波町のキャンベルを原料とした「いわてヌーヴォー2021」赤ワイン仕込みが行われ、約7トンのブドウが次々とベルトコンベヤーに投入された。選別された実が発酵タンクにポンプで送られ、作業場は甘い香りに包まれていた。

 同社によると、今年のブドウ収穫時期は例年よりやや早いという。生育は8月中旬に雨や曇りの日が多かったが、9月に入ると昼夜の温度差も生まれて糖度が上昇。酸味のバランスも良く、黒系品種の着色も順調に進んでいる。収穫は10月末まで続くという。

 藤原欣也製造部工場長(57)は「農家さんが大事に育てたブドウを使って、高品質のワインを届けるという思いだけでやってきた。アルコール業界、飲食業界ともに新型コロナウイルスの影響は大きいが、飲酒のルールを守りながら、多くの人に味わってもらいたい」と願っていた。

 同日仕込んだ「いわてヌーヴォー2021」は、10月22日に発売される予定。今後はそれぞれの品種の入荷に合わせ、来月末まで作業が続く見通し。

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