北上・西和賀

全国舞台 心一つに コンクールへ力強く決意 黒沢尻北小合唱部 上野中吹奏楽部【北上】

全国大会へ健闘を誓う上野中吹奏楽部の及川部長(左から2人目)と黒沢尻北小合唱部の宇津志部長(同3人目)

 第74回全日本合唱コンクール全国大会に出場する北上市立黒沢尻北小学校合唱部と、第69回全日本吹奏楽コンクールの出場権を得た市立上野中学校吹奏楽部の部員と関係者が9日、市役所に髙橋敏彦市長と平野憲教育長を表敬訪問し、大舞台で最高の合唱、演奏を響かせることを誓った。

 黒沢尻北小は全日本合唱コンクール県大会(8月29日、盛岡市)で金賞を受賞。「日本一」に輝いた2019年以来となる2度目の同コンクール全国大会小学校部門・第3回全日本小学校合唱コンクール全国大会(11月6日、埼玉県所沢市)への出場を決めた。

 上野中吹奏楽部は東北大会(8月29日、仙台市)で審査員全員オールAの「満点」で金賞を射止め、3大会連続5度目となる全日本大会(10月23日、名古屋市)の出場権を得た。

 市役所には黒沢尻北小の船田浩校長、合唱部顧問の中野美由紀指導教諭、宇津志理咲部長(6年)、上野中の遠藤暢睦副校長、吹奏楽部顧問の柿沢香織指導教諭、及川諒部長(3年)が訪れた。

 宇津志部長は「このような状況の中、練習できるのはとても幸せなこと。いつも支えてくれる市の皆さんや先生方、家族への感謝を忘れず、当日は部員64人の心と昨年、大会が開催されない中で頑張った先輩方の心も一緒に、岩手代表として歌声を響かせてきたい」と力を込め、金賞へ強い意気込みを示した。

 及川部長は「東北大会では目標だった初の満点1位を成し遂げることができ部員一同、本当にうれしい。全国大会では部員で一つになり今まで練習してきたことを全て出し切り、最高の演奏をホール中に響かせてくる」と強調。部員47人で臨み「審査員オールAの満点金賞を目指す」と力強く語った。

 髙橋市長は「コロナ禍で練習も思うようにできない中、素晴らしい成果。どちらも常連で市民の期待も大きい。プレッシャーを楽しみ精いっぱい、日ごろの成果を出してほしい」と激励した。

 平野憲教育長は「自分たちの練習を自信に実力を発揮し、上位入賞へぜひ頑張って」と期待した。

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