一関・平泉

ありがとうジパング 今月末で定期運行終了 盛岡―一ノ関10年間 東北線快速列車

鉄道ファンらが見守る中、JR平泉駅を発車する「ジパング平泉2号」。26日で10年間にわたった定期運行の幕を閉じる

 JR盛岡支社は、伝統的な日本画の手法をイメージしたデザインの車両による東北線盛岡―一ノ関間快速列車「ジパング」の定期運行を9月末で終了する。10月10日にはラストラン「ありがとうジパング」をツアー運行(事前の乗車予約は終了)するほか、沿線地域へ感謝の気持ちを込めた記念商品も販売される。

 「ジパング」は、2012年に展開された大型観光PR企画「いわてデスティネーションキャンペーン」に合わせて同年4月1日から土日・祝日を中心に原則1日1往復で運行開始。4両編成となる列車の外観は墨色、ねずみ色、金色をベースとした重厚感ときらびやかさを併せ持つデザインで、車内は映像と光で世界遺産「平泉の文化遺産」を演出する仕組みや、車窓からの眺望を満喫できるシートレイアウトが施され、10年間にわたり観光客らの人気を集めてきた。

 定期運行終了を1週間後に控えた19日は、連休中ということもあり県内外からの観光客が乗車。花巻市から家族4人で初めて利用した70代女性は「最後ということで乗ってみたが、座席から外の景色がよく見えてすばらしかった」と語り、平泉駅に降り立つと目的地の中尊寺へと向かった。

 残る定期運行は20、23、25、26の4日間。上り「ジパング平泉2号」は盛岡午前9時46分発~一ノ関11時9分着、下り「ジパング平泉1号」は一ノ関11時22分発~盛岡午後0時41分着。一部自由席もあり普通列車と同料金で乗車できる。

記念商品を限定販売 来月10日に一ノ関、盛岡駅

 JR盛岡支社は、10月10日の「ありがとうジパング」運行に合わせて、車両をデザインした記念の各種オリジナル商品を一ノ関、盛岡両駅で限定販売する。

 このうち一ノ関駅限定となるのは、オリジナル掛け紙駅弁「ラストラン記念 ありがとうジパング弁当」で、一関市の斎藤松月堂が製造。9、10の両日に駅構内で限定200個を販売する。価格は1000円。

 オリジナルラベルビール「サンキュー ジパング485 ゴールデンエール」は、同市の世嬉の一が製造。9日に330ミリリットル入り660円を駅構内で限定300本販売するほか、JR通販サイト「JRE MALL」からも購入できる。

 盛岡を含む両駅で販売する商品は、列車の行き先表示板を模したサボプレート(2200円)、キーホルダー(660円)、ボールペン(440円)の3種類。両駅合わせて各商品100点の数量限定で、盛岡駅では9日、一ノ関駅では10日のみの販売となる。

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