旬のキノコ 食卓に マツタケなどずらり 「きのこや おいよ」・花巻
実りの秋を迎え、花巻市内ではさまざまなキノコが店頭に並び始めた。同市東和町土沢の「きのこや おいよ」では、秋の味覚を代表するマツタケを筆頭にさまざまな商品が販売され、買い求める人でにぎわっている。
同店では地元住民から持ち込まれた各種キノコを、プラスチックケースや籠に小分けして販売。ほとんどが東和町産で、現在はマツタケ、天然マイタケ、ホウキタケなど9種類のほか、山菜なども並ぶ。最盛期には約20種類のキノコを取り扱う。
品ぞろえが充実する時期を見計らい、市内外からファンが足を運ぶ。16日からは強い芳香を放つコウタケもお目見えし、来店者は「値段はいくら」「県外に住む子供たちに発送したい」などと店員と話しながら、お目当ての商品を買い求めていた。
同店の及川忍店主(77)は「今年は気温が不安定で、雨も少なく、キノコの生育にはあまり良い状況ではなかった」としながらも、「東和町のマツタケは香りが高い。気温が安定したら10月10日ごろまでは収穫できると思う」と話している。
問い合わせは同店=0198(42)3829=まで。