北上・西和賀

秋田道合流で負担減 西和賀・天ケ瀬住民 来月から 国道107号通行止め

オアシス館脇にある錦秋湖SA緊急開口部

 西和賀町とNEXCO東日本は、国道107号の斜面変状による通行止めで北上市方面に向かうのが遠回りになっている同町天ケ瀬地区の住民に対し、秋田道錦秋湖サービスエリア(SA)から上り線を利用できるように負担軽減を図る。10月から実施する予定で、出勤時間の短縮や燃料費削減などが期待される。

 国道の通行止めをめぐっては、代替路として秋田道湯田インターチェンジ(IC)―北上西IC間の上下線が通行無料となっているが、北上方面に向かう同地区住民は湯田ICまでの迂回(うかい)を強いられている。

 今回の負担軽減策は、同地区住民が同町本内の峠山パークランドオアシス館脇の同SA緊急開口部から高速道に乗り入れできるもの。住民に対して町が発行する証明書を現地で誘導員に提示し、入場券を受け取り上り線に合流する。北上西ICで証明書と入場券を見せると一般道に降りることができる。時間は午前6~8時で日曜日を除く。通勤以外の利用も可能。下り線は利用できない。

 町は同地区約60世帯を対象に証明書の申請を受け付けている。北上方面への通勤者に対しては、既に町から燃料費の補助が出ているが併用できる。町建設課の髙橋光世課長は「最も影響を受けている天ケ瀬地区の皆さんの不便が少しでも解消されれば」としている。

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