花巻

食品ロス削減を 期限迫る飲料水半額 市役所に自販機設置 みちのくコカ・コーラ【花巻】

市役所新館前に設置された食品ロス対策自販機を囲む谷村社長(右)と上田市長

 賞味期限が迫った飲料水を定価の半額ほどで販売する自動販売機が22日、花巻市城内の市役所本庁舎新館に設置された。食品ロス削減が目的。自販機には県内の学生がデザインしたラッピングが施され、消費者の食品ロス削減意識の高揚を図っていく。

 みちのくコカ・コーラボトリング(本社盛岡市)が、同社製品の製造工場がある市と協働したSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一環。これまでは賞味期限が迫ると廃棄していたが、自販機で販売することで食品ロスを削減し、SDGsの理念を浸透させるのが狙いだ。

 対象商品はペットボトルと缶の2種類があり、在庫の状況によって変わる。賞味期限が残り2~3カ月に迫ったものを配置していく予定で、同日時点では通常価格160円の「アクエリアス」「ファンタ」などを80円で買うことができる。

 自販機には、盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校橘みら乃さん(2年)のデザイン、安保乃亜さん(同)制作のキャッチコピー「おいしいも。もったいないも。」をラッピング。ペットボトルから湧き出す17色の色でSDGsの目標達成への願いと食品ロス対策への思いを表現した。

 22日に現地で除幕式が行われ、同社の谷村広和代表取締役社長は「賞味期限が近づいてもおいしく飲めることを知ってもらい、こうした製品を選ぶことでSDGsを考えるきっかけになれば」と話した。上田東一市長は「自販機を利用してフードロスを減らすことに貢献していきたい」と述べた。

 廃棄物の発生防止は、17あるSDGsの目標のうち「持続可能な生産消費形態を確保する」に該当。同社では需要予測に応じた生産計画を立て、着実に廃棄物の減少を図る。一方で消費期限内でも流通させられなくなった製品についてはフードバンクに寄贈する仕組みも構築している。

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