一関・平泉

マイタケ「いい出来」 室根・小山邦彦さん方 収穫が最盛期【一関】

小山さん方で最盛期を迎えているマイタケの収穫。両手より大きなものが採れている

 一関市室根町などで手作り弁当を販売する「ごっつぉ屋」を営む小山邦彦さん(68)=同町矢越字小松=方で、栽培するマイタケの収穫が最盛期を迎えている。収穫されたマイタケは特製のおこわや天ぷらにして地元の道の駅などで販売しており、小山さんは「今年もいいマイタケが採れた」と出来に満足している。

 小山さん方では20年以上前から自宅敷地内でマイタケを栽培し、今年も4月から菌床約400個を育ててきた。

 今月中旬に始まった収穫作業は今月いっぱい続く見通しで、例年は400~460キロほどを収穫するという。

 小山さん方では、道の駅むろねや同市千厩町の県立千厩病院内の売店などで手作りの弁当を販売しており、収穫したマイタケは天ぷらなどに調理して弁当の具材に活用。一部は乾燥させておこわの具材に使い年中販売している。

 調理を主に担当するのは、県が認定する「食の匠(たくみ)」でもある妻の節子さん(69)。おこわはマイタケのだしで米を炊き、具のマイタケも高齢者や子供でも食べやすいよう手でちぎるなど手間を惜しまず作っており、店頭販売のものはすぐに売り切れてしまうという。

 小山さんは「東日本大震災後には栽培に苦労することもあったが、おいしいと言われると励みになる。今後もおいしい弁当を作っていきたい」と話している。

 弁当類は毎週金曜日を除き販売。問い合わせは、ごっつぉ屋=0191(64)3526=、または道の駅むろね=0191(34)4180=へ。

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