一関・平泉

雄大な流れ いつまでも 舟でごみ回収 北上川サポート協【一関】

北上川クリーン大作戦!で回収したごみを軽トラックに積み込む協会員ら

 一関市川崎町のNPO法人北上川サポート協会(伊藤博人理事長)は26日、同町薄衣の北上大橋から下流部の北上川で「北上川クリーン大作戦!」を実施。舟を接岸し川岸などにたまっていたごみを回収した。

 新型コロナウイルス感染防止のため一般参加者は募集せず協会員ら24人が参加。北上川河川調査船「ゆはず」と船外機付きボート「長生丸」、ゴムボート3そうに分乗して同町薄衣の川崎防災センターから下流に向かって航行し、接岸、上陸した上で藤沢町黄海と花泉町日形の間に架かる北上川橋までの間で川を流れたり、岸に引っ掛かっていたりしたごみを回収し、分別して同センターに運んだ。

 同日回収したごみの量は約160キロ分。シートなどの農業資材や建築資材などが特に多かったという。

 クリーン大作戦は同協会が2004年から春と秋の年2回行っている。参加者はゆはずや長生丸、ゴムボートに分乗し、川や陸から不法投棄のごみを回収。活動は35回目となり、これまでの参加者は延べ約1100人を数える。

 今回は事前の調査で上流側を見たところ、ごみの量が比較的少なかったことから、久しぶりに下流側でクリーン大作戦を行った。

 金野和則事務局長は「雑草が覆い隠して見えにくくなっているが、接岸して見るとたくさんのごみがある。事前調査で(北上大橋)上流側は少なかったものの、今後も川にごみを捨てることがないようにしてほしい」と呼び掛けている。

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