花巻

歴史継承発展誓う 創立110周年記念式典 花巻南高

在校生と教職員が創立110周年の節目を祝った花巻南高の記念式典

 県立花巻南高校(山田浩和校長、生徒596人)の創立110周年記念式典は2日、花巻市中北万丁目の同校で行われた。在校生と教職員約650人が節目の年を祝うとともに、長きにわたる歴史と伝統を胸に刻んだ。

 山田校長は同校の歴史と実績を振り返りながら「多様な進路目標を実現している本校は、文武両道を実現している学校であると確信している。皆さんには世の中の変化をただ受け入れるのでなく、自ら進んで新しい世の中を切り開き、誰もが笑顔で暮らせる世の中を作り上げていく人材になってほしい」と式辞した。

 生徒を代表して吉田萌々子さん(2年)が「本校の栄えある歴史を継承し、発展させていかなければならないという思いを新たにしている。温かく支えてくれている方々とのつながりを大切に、感謝の心を忘れず、花南生であることに誇りを持って努力していくことを誓う」と感謝の言葉を述べた。

 式典は新型コロナウイルス感染拡大防止のために規模を縮小し、出席者も在校生と教諭のみとした。校歌は斉唱せず、演奏した録音を流した。

 式典後には記念講演がリモート形式で行われ、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」のモデルになった小林さやかさんが「やってみなきゃわかんないっしょ!~ビリギャル流 不可能を可能に変える5つの法則」と題して講話した。

 同校は1911年、県立花巻高等女学校として創立。53年から現校名となり、91年から男女共学となった。校訓「明知・中庸・無限」の下で、広く社会に発展できる人材を育成している。2021年現在の卒業生は1万9710人。

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