北上・西和賀

写真と絵 独特の世界 あるほなつきの企画展 童話原画など60点 ギャラリーボイス【北上】

新刊「AER」の世界展を開催しているなつきさん(左)とあるほさん

 山形県を拠点に絵本の出版や作品制作に取り組むアートユニット「alfonatski(あるほなつき)」の企画展「新刊『AER』の世界展」が2日、北上市九年橋のギャラリーボイスで始まった。7月に出版した童話「AER」の原画など約60点を展示。写真と絵画を融合した独特の表現や世界観が見る人の関心を集めている。3日まで。

 東京都足立区出身の写真家あるほ(Alfo、本名前田有歩)さん(47)と同市下江釣子出身の画家なつき(Natski、本名佐藤奈津紀)さん(45)は、2015年から共同で絵本や画集を制作。絵本は、あるほさんの原案を基になつきさんがストーリーを組み立てて文章を作った後、あるほさんの写真となつきさんの絵画を組み合わせるなどして原画にし、ブックデザインや装丁まで一貫して手作業で行っている。

 「AER」は、見えないものを意識することの大切さをコンセプトとした「空気シリーズ」の4作目で、自然豊かな王国を舞台にした物語。原画は、風景写真の上からインクで絵を描き加えたり、パステル画をあえてピントをぼかして写真で撮影して採用したりと、2人のアイデアにあふれており、同展ではその素材となった絵や写真に絵本の文章を添えて展示している。

 会場では2人が絵本や原画について解説するほか、製本過程の動画の上映や製本作業の実演も行っており、一部の額装作品は販売にも対応する。なつきさんは「2人の感性を妥協せず作品にしており、大人にこそ読んでもらいたい。会場で絵本と見比べながら絵や写真を眺めて楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 入場無料。開催時間は午前10時から午後6時まで。

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