連弾息合わせ 18人成果披露 県南ピアノコンサート【北上】
第46回県南地区ピアノコンサートは2日夜、北上市文化交流センターさくらホールで開かれ、各教室の生徒たちが壇上で美しい音色を響かせた。
県ピアノ音楽協会県南地区会(瀬川康子会長)が主催。花巻、北上、奥州、一関の各支部の各教室から推薦された小中高生、大学生合わせて18人が出演し、計17曲を奏でた。
ステージで生徒たちはソロ、連弾で日ごろの練習の成果を発揮。伊藤凪紗さん(水沢中3年)と千田幸恵さん(水沢高2年)はOceanBeat「大洋の鼓動」で、息の合った演奏を披露した。
本格的な連弾でコンサートに臨むのは初めてといい、伊藤さんは「先輩が引っ張ってくれて安心感があった。最後もピタリと決まった」と満面の笑顔。千田さんも「一人の時よりも落ち着いてできた。(伊藤さんは)頼れるし、安心して任せられる」と充実感に浸った。
2020年は新型コロナウイルスの影響で中止。今回は県独自の緊急事態宣言解除を受け、新型コロナ対策を徹底して開催した。
瀬川会長は「去年中止だった分、今年は何としてもやりたかった。まずは無事にできてよかった」とほっとした様子。「みんなコロナ禍でも頑張ってレッスンし、素晴らしい演奏をしてくれた。互いに刺激を受けて、次の演奏会に生かしてもらえれば」と目を細めていた。