一関・平泉

おいしい牛乳に感謝 一関小で酪農出前教室

乳搾りに挑戦する一関小の児童

 県牛乳普及協会主催の酪農出前教室は5日、一関市鳴神の一関小学校(渡邉淳校長、児童629人)で開かれた。5年生105人が搾乳体験や生産者の話などで酪農業への理解を深めた。

 給食で提供される牛乳や酪農への関心を高めてもらおうと、希望があった県内の小学校を対象に毎年開催。市内では今年、涌津、舞川の両小学校に続き3校目の実施となった。

 同日は同市三関の酪農家平間一夫さん(72)が飼養する生後2カ月と4歳の雌のホルスタイン2頭が校庭に登場した。

 平間さんは牛の耳札に記されている個体識別番号について解説。「番号をスマートフォンで調べれば、どこで生まれてどう育ったかが分かるようになっている」と語った。

 搾乳体験では、平間さんが「上の方を握り上から下に搾る」と実演を交えて指導。児童は「温かい」「柔らかい」などと感触に驚きながら乳搾りに挑戦していた。

 千葉修嗣君(11)は「牛の体温があったかいのを初めて知った。牛乳は給食によく出るが感謝して飲みたい」、中村凜心さん(同)は「牛が思った以上に大きく血管も太くてびっくりした。耳に番号が付いていることを知って勉強になった」と話していた。

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