北上・西和賀

秋風爽やか色づく山頂 夏油高原紅葉まつり開幕【北上】

夏油高原山頂の展望台から付近を眺望。紅葉が色づき始めている=9日午前11時25分、北上市和賀町

 夏油高原紅葉まつり(実行委主催)は9日、北上市和賀町の夏油高原スキー場で開幕した。山頂付近は色づき始め、来場者は紅葉を満喫。ゴンドラ遊覧やスポーツ体験、ちびっこ広場、グルメなど多彩なイベントを楽しんだ。10日と16、17日にも開催される。

 ゴンドラの乗車人数制限、マスク着用など新型コロナウイルス対策に万全を期し、9日から2日間は「紅葉にぎわいフェス」として開催。同日は天候にも恵まれ、多くの家族連れや仲間同士が来場。ゴンドラで山頂へと向かい、展望台で周辺の山々と鮮やかに色づき始めた紅葉をじっくりと鑑賞した。

 家族3人で来た紫波町南日詰の髙林洋介さん(42)は「いつもキャンプで来ていたが、上(山頂)まで来たのは初めて。下(麓)とは全然眺めが違う。思ったよりきれいで、息子もゴンドラに夢中で喜んでいる」と満足した様子。同級生の仲間と訪れた奥州市江刺稲瀬の及川久耕さん(71)は「春の新緑もいいが、秋も気持ちが良く紅葉もなかなかいい。普段、登っている山も少し見えて良かった」と充実した表情で語った。

 スキー場施設の体験コーナーでは大人から子供までスケートボード、スラックライン、ボルダリングに夢中になっていた。バルーンアートプレゼント、ちびっこ広場のふわふわ遊具やトランポリン、滑り台は子供たちの大人気。両親と来場した紫波町日詰の大原碧莉ちゃん(4)、妃茉莉ちゃん(4)の双子姉妹は「全部楽しかった。風船をもらえてうれしい」と声を弾ませた。

 飲食コーナーでは新鮮な野菜やイワナ、アユ、ひっつみ、焼きそばなどが売り出され、すこっぷ三味線や歌謡ショーもありにぎわいを見せていた。

 実行委は「想定より来場は多かった。紅葉は来週(16、17日)がピークになると思う。いろいろなイベントがあるのでぜひ来場を」と呼び掛けている。16、17日は県内外の89店舗が参加する「夏油てしごと市」をはじめ自慢のキャンピングカーや軽トラックが集うイベント、夏油高原うまいもの市、食のつながりマーケットなどを予定する。

▲夏油高原紅葉まつりでバルーンをプレゼントされる子供たち。多彩なイベントが繰り広げられている

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