ユニホーム22日公開 雄星と大谷のサイン話題に 花巻東高が貸与、博物館で
花巻東高校硬式野球部出身で米大リーグでプレーする、マリナーズの菊池雄星投手とエンゼルスの大谷翔平選手の2人がサインした同校ユニホームが、22日から花巻市高松の市博物館で公開されることになった。7月のオールスター戦の際にインターネット交流サイト(SNS)に投稿されて話題になったユニホームで、野球ファンはもとより多くの県民の関心を集めそうだ。
菊池投手と大谷選手はともに球宴に初選出され、アメリカン・リーグでチームメートになった。ユニホームには「花巻から世界へ」「オールスターゲーム」のメッセージとともに、2人のサインが記された。
球団のSNSには、2人がこのユニホームを手に笑顔を見せる写真が投稿され、話題になった。
球宴から約1週間後にはユニホームが2人のサイン入りボールと共に、関係者を通じて同校の佐々木洋監督の元に届けられた。
同校では、このユニホームを多くの人に見てほしいと市に貸与。11日には同校の小田島順造校長らが市役所を訪ね、「学校にとって2人は貴重な存在であり、高校時代には皆さんの応援を頂いている。ユニホームが多くの子供たちに夢を描かせることになれば」と託した。
上田東一市長は「展示を通して2人の素晴らしさを感じてもらい、花巻の人たちにも元気になってもらいたい」と応えた。
ユニホームは22日から11月14日まで市博物館特別ブースに展示。展示にかかる入館は無料で、写真撮影もできる。
開館時間は午前8時30分~午後4時30分。