花巻

得して地域経済活性化 「はなまき小判」19日発売

2021年度の地域商品券「はなまき小判」をPRする高橋委員長(右)と菊池委員

 花巻商工会議所(高橋豊会頭)は、2021年度の地域商品券「はなまき小判」を19日に発売する。新型コロナウイルスの影響で冷え込んだ市内の消費を喚起し、地域経済の活性化を図るため、発行総額は前年度より1000万円増やし9000万円。1セット2万円分の商品券を1万8400円で販売する。商品券は、花巻市内360カ所を超える店で利用できる。

 発行は地域経済の活性化を目的に06年度に始まり、08年度から毎年発行している。今年度の発行総額は同商議所創立70周年を記念した17年度の1億円に続く規模で、8%のプレミアムは前年度と同じ。商品券が利用できる店舗数も最終的には400店舗前後と過去最多になる見通しだ。

 はなまき小判(縦15センチ、横7・5センチ)は1000円券20枚のセットで、1人3セットまで購入できる。今年度の図柄には、同市公認キャラクター「フラワーロールちゃん」を採用した。

 初日の販売所は、なはんプラザコムズホール(同市大通り)、同商議所石鳥谷、東和、大迫各支所の4カ所。時間は午前9時から午後5時までで、20日以降は土日・祝日を除き同商議所本所で販売し、売り切れ次第終了する。

 使用期間は19日~2022年3月21日。市内の飲食店、小売店をはじめ、クリーニング、理容・美容室、宿泊・温泉施設、ガソリンスタンド、自動車整備、タクシーなど366店舗(12日現在)で利用できる。

 今年度の販売開始については12日、同商議所はなまき小判小委員会の高橋哲哉委員長、菊池房江委員が発表。高橋委員長は「コロナ禍で苦戦している業種が多く、発行枚数を増やして消費を喚起し、地域経済の活性化を図りたい」と利用を呼び掛ける。

 前年度は初日の早い時間帯にいずれの販売所でも完売。8万枚を発行し、換金率は99・67%だった。

 問い合わせは同商議所=0198(23)3381=へ。

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