北上・西和賀

新そば味わって 5店舗で提供開始 西和賀

春乃家が提供する「天ざるそばと天然きのこ汁」

 西和賀町そば祭り実行委員会(髙橋春男会長)の「新そばの提供を開始しますキャンペーン」は16日、町内5店舗で始まった。各飲食店が新そばの風味を味わえるメニューを提供。期間中に食事した人には、町内の温泉施設や飲食店で割引きサービスを受けられる周遊券をプレゼントし、町内の回遊を促す。24日まで。

 おすすめメニューは、いずれも税込みで、母ちゃんの店「わがや」(沢内字貝沢)が新そば堪能セット(1100円)、利久庵(沢内字貝沢)が五目野菜の温かいそば(968円)、農家食堂「およね」(沢内字太田)が西和賀そば御膳(1300円)、春乃家(白木野)が天ざるそばと天然きのこ汁(1300円)、十割そばの店「湯夢プラザ」(川尻)が大ざるそば(1000円)。

 このうち春乃家が提供するのは、十割そばと天ぷら、町内産の天然きのこを使った汁物を楽しめる期間限定メニューで、店主の髙橋会長は「きのこと新そばの風味を味わってもらいたい」と語る。周遊券は、深澤晟雄資料館や碧祥寺博物館の入館料50円引き、湯田牛乳ソフトクリーム50円引き、入浴料の割引といった特典を期間中何度でも受けられる。

 「新そば」は、春に提供する「寒ざらしそば」、夏に提供する「雪室そば」に続き、町特産のそばをPRするキャンペーンの一つ。実行委事務局の西和賀産業公社によると、町内のソバの作付け面積は約220ヘクタールで、今年産は梅雨の影響が少なく生育が順調だったことから品質は良好という。

 同公社の藤原勝常務取締役は「西和賀の紅葉を見ながらおいしいそばを食べ、秋を満喫していただきたい」と呼び掛けている。

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