奥州・金ケ崎

新市立病院建設 水沢農高の用地候補 スマートICに隣接 地域説明会で周知へ【奥州】

 奥州市は18日、新市立病院の建設候補地を同市胆沢小山字笹森地内の県立水沢農業高校の学校用地に絞ったことを示した。候補地は「市立病院・診療所改革プラン」案に盛り込まれ、25日を皮切りに市内5地域で開かれる説明会で周知していく。

 市議会新市立病院建設調査特別委員会(髙橋政一委員長)で、同プラン案の修正点の説明で市当局が明らかにした。

 同プラン案によると、示された候補地は県道236号に面した水沢農高の南西にある草地。十分な間口を確保でき、東北道の奥州スマートインターチェンジ(IC)の入り口に隣接している。県有地のため、用地買収が必要。建設候補地の確定後は通院環境の維持や高齢化の進行などに配慮し、病院と各地域を結ぶバス交通網を見直すとしている。

 新病院建設では市立医療機関の早期の経営改善のため、総合水沢病院、まごころ病院、前沢診療所を統合し効率化する計画。市内各地からのアクセスや十分な用地面積、経費面や早期着工の実現性などを考慮し候補地選定を進めてきた。

 これまでに胆沢地域の2カ所に絞って検討。同市胆沢小山字森下地内の笹森住宅団地造成事業用地(市有)も候補に上がったが、幹線道路に面していないため進入路の確保や民有地の買収などが必要で、水沢第一高が市との管理委託契約に基づき陸上部のグラウンドとして利用している現状もあった。着工までの時間や私学支援などの観点から選定を見送った。

 建設候補地を含む改革プラン案の説明会に向け、小沢昌記市長は「地域に病院がなくなることへの違和感や再編への心配があるかと思うが、財政の面からも継続のためには効率化し、時代に応じて変えていかなければならない。市の医療機関の現状について理解を広めたい」と述べた。

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