花巻

若い力 商店街に活気 花北青雲高生販売体験 石鳥谷【花巻】

自校開発の商品を販売する花北青雲高の生徒たち

 県立花北青雲高校の生徒が販売実習を体験する「青雲チャレンジ2021inぷらっと朝市」(石鳥谷中央通り商店街振興会主催)が24日、花巻市石鳥谷町の小さな百貨店ぷらっとで開かれた。県内高校生のオリジナル商品などが販売され、若い力が商店街を盛り上げた。

 同校生徒と地元菓子店・菓匠丸文が共同開発した和菓子「青雲どら焼き」と「くもくまだんご」を販売。どら焼きは、生地に家庭クラブの生徒が作った雑穀甘酒を入れ、情報工学科の生徒が作った同校マスコットキャラクター「くもくま」の焼き印を押した逸品で、開店と同時に手に取る来場者でにぎわった。

 同日は同校商業研究同好会の生徒が店頭に立ち、レジ打ちや接客などを担当。同校ビジネス情報科1年の高橋沙綾さん(16)は「印象が大事。明るく笑顔で声を掛けるように心掛けている。お客さんに『ありがとう』『頑張って』と声を掛けられるとうれしい」などと話し、販売など商売の基本を学んだ。

 青雲チャレンジは、同校と商店街の協働事業として2013年にスタート。授業の一環で商店街での販売実習を行い、高校生の活力の発信、商店街との連携やにぎわいの創出、学校と地域との相互理解につながっている。

 今回は紫波総合高の生徒が育てたシクラメン、花巻農業高の生徒が育てたリンゴやもち米、加工したジャムなども販売。同振興会の関裕一会長は「販売においてお客さんの反応と意見をもらうことはありがたく、励みになること。地元の若いパワーでコロナ禍で沈んでいる気持ちを晴らしたい」と話していた。

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