奥州・金ケ崎

ポニーまたがり笑顔 二日町 イベントにぎわう 飲食や音楽、クラフトも【金ケ崎】

二日町Umaichiでポニーの乗馬を体験する来場者

 金ケ崎町の二日町にぎやか衆(村井幹啓代表)が主催するイベント「二日町Umaichi」は30日、同町六原の軍馬の郷六原資料館と二日町公民館周辺を会場に開かれた。かつて地区内で開かれていた馬市にならい、飲食や販売、音楽、クラフトなどの催しでにぎわいを創出。若者をはじめ幅広い年代を呼び込み、地域の魅力の発信に努めた。

 二日町には旧陸軍省軍馬補充部六原支部があったことから毎月2日に馬を売買する馬市が開かれ、地区名の由来となった。にぎやか衆は、同地区を空き家活用や交流人口の拡大などで活性化するエリアリノベーションに取り組んでいる任意団体。地元をはじめ町内外から有志十数人が集まり、イベントを足掛かりに構想を推進しようと準備を進めてきた。

 同日は町内の飲食店や生産者11団体・店舗が出展。にぎやか衆と志を同じくする町地域おこし協力隊の及川俊哉さんが代表を務める団体「Life」、同館運営協議会も参加した。

 新型コロナウイルス感染症の長い自粛期間が明けてからイベントの機会が少なかったこともあり、好天も手伝って開場直後から多数が来場。同協議会が同資料館の開館5周年記念で催したポニー乗馬体験をはじめ、会場での飲食やクラフトワークショップなどを楽しんだ。

 このうち10月に着任した地域おこし協力隊の及川さんは、カフェ開業や音楽でのアーティストデビューなどの夢を持つ同級生らを集め、イベントに彩りを添えた。会場の盛況に「若い人が地域に関わることが大事。これからも発信を続けたい」と感触を語った。

 にぎやか衆はエリアリノベーションの構想の中、同公民館と同資料館の敷地をつなげる環境整備を実施。今回のイベントでも整備が役に立った。村井代表(54)は「多くの人が来てくれて、にぎやか衆や若者たちの活動の良いスタートを切ることができた」と話していた。

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