一関・平泉

冬ごもりへ 須川高原温泉 従業員が雪囲い作業 来月3日 営業最終日にイベント【一関】

今季営業終了に向け雪囲い作業に汗を流す須川高原温泉の従業員

 岩手、秋田、宮城の3県にまたがる栗駒山の8合目(1126メートル)にある一関市厳美町の須川高原温泉では、7メートル近く積もる雪から建物を守るための雪囲い作業が進められている。同温泉は11月3日に今季の営業を終える予定で、約半年間の長い冬ごもりに入る。

 同温泉は自炊部の今季営業を終えた今月19日から雪囲い作業を開始。26日に宿泊部門終了後作業が本格化し、30日は入浴客の利用の妨げとならない部分の小屋組みの解体、窓や入り口に板を打ち付ける作業などに従業員が追われた。

 同温泉に登山口が位置する栗駒山の須川コースは、昭和湖付近の火山ガス濃度が高く2019年度から一部立ち入り禁止となり、同温泉の利用者減少に影響。さらに今年はコロナ禍のあおりを受け、入浴者数が今月だけで前年比で2000人以上減ったという。

 そんな中、同温泉は夜の湯滝を青色LED(発光ダイオード)ライトで照らした「星の散歩道」、「須川ものがたり」の第2弾紙芝居、「3県お楽しみ鍋」や「大日岩ホワイトカレー」などの食堂新メニュー、宿泊者アンケートに基づき客室の設備をできる限り見直すなど、さまざまな施策を展開してきた。

 同温泉は「少しでもお客さんの声に寄り添ってきた中、新しいことに喜んでくれて何より」とし、「来季も家族連れや近場の人が親しめる須川を目指したい」としている。

 来月3日の営業は午後3時までで、同日午後には「ファイナルじゃんけんお風呂」と題したイベントを開催。従業員とのじゃんけんに勝った人に来季の入浴割り引きに加え、新たに休憩が割り引きになるチケットがプレゼントされる。

 同温泉前を通る国道342号真湯―須川温泉間(延長14・9キロ)は来月5日正午に閉鎖される予定。

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