一関・平泉

スポーツの可能性熱く 有森さんが講演 元マラソン選手【一関】

スポーツが社会にもたらす可能性や力を熱く語った元マラソン選手の有森さん

 一関市スポーツ講演会(市体育協会主催)は10月30日、同市大手町の一関文化センターで開かれた。元マラソン選手で五輪メダリストの有森裕子さんが「よろこびを力に…」と題し、来場者約200人を前にスポーツが社会にもたらす可能性や力を熱く語った。

 有森さんによる講演会はもともと2020年東京五輪・パラリンピックに合わせて企画されていたが、新型コロナウイルスの影響により延期され、2年越しでの実現となった。

 有森さんは講演で、コロナ禍の中で開催された東京五輪・パラリンピックに触れながら「スポーツは人間の可能性を引き延ばす」と説明。「選手は応援されることで自身の存在意義を感じ、生きる力が湧いてくる」とし、「そうしたスポーツの現場をつくり出すことが重要」と強調した。

 先天性股関節脱臼を患った影響もあり小学生時代は決してスポーツが得意ではなかったことも明かし、5年生の時に体育の先生との出会いで陸上を始めてから「自分を表現できるものが見つかった」と振り返った。

 高校の陸上部で3年間補欠だったことやリクルート入社時の故小出義雄監督とのエピソードなども紹介。「生まれ持った素質や肩書きはなくても、これから自分がどうなりたいか、どうしたいかを持っていることが大事」だとし、「夢や希望にあふれ、どんなことにも挑戦できるようスポーツの力を伝え続けたい」と締めくくった。

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