花巻

建物の耐震効果学ぶ 大迫小で授業 県建築士会支部など【花巻】

建物の模型から筋交いや壁を一つずつ外し耐震効果を確かめる大迫小の5年生

 花巻市内の建築士で組織する県建築士会花巻支部(谷藤一彦支部長)などは9日、市立大迫小学校で「世代をつなぐ防災・住まいの耐震授業」を行い、体験を通じて児童に地震から命を守るための耐震の大切さを伝えた。

 同支部、市、県南広域振興局土木部花巻土木センターが主催。市建築住宅課の森山清人主査らが講師を務め、5年生20人に建築士の仕事、地震の怖さと地震と建物の関係、地震被害の原因と被害を最小限に抑えるための備えなどを紹介した。

 中でも内陸部の地震では建物の倒壊による人的被害が多いことから、寝転がって梁(はり)を持ち上げたり、筋交いや壁など耐震補強がある建物とない建物を揺らし耐震効果を確かめたりして地震の怖さや耐震の大切さを体験した。

 梁の持ち上げに挑戦した石ケ森佑葵さん(10)は「少しは持ち上げられると思ったけど、すごく重くて持ち上げられなかった。地震で落ちてきても人の力では支えきれない」と建物の倒壊の怖さを実感。

 耐震補強の有無を体験した佐々木遥斗君(11)は「筋交いのことを初めて知り、(被害を防ぐには)補強や耐震診断が大事だということが分かった。建物が補強されているのか自分でも調べてみたい」と話していた。

 谷藤支部長は「なぜ耐震補強が必要なのか、地震の時に逃げなければいけないのか、実際に見たり、体験したりすることで分かる。きょう学んだことを普段の暮らしに生かしてほしい」と話していた。

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