奥州・金ケ崎

金札米これからも 100周年で収穫感謝祭・稲瀬 陸羽132号【奥州】

鹿踊披露などが行われた江刺金札米発祥の里百周年記念事業「収穫感謝祭」

 江刺金札米発祥の里百周年記念事業「収穫感謝祭」は14日、奥州市江刺稲瀬の稲瀬体育センターで開かれた。江刺金札米につながる陸羽132号が同地区で初めて栽培されて100周年の節目の記念事業。公募したキャッチフレーズの表彰や郷土芸能披露などを行い、江刺産米の評価を高めた陸羽132号の収穫を祝った。

 同地区では節目に当たり、▽陸羽132号の田植え、稲刈り▽新商品開発▽地域農業の未来農業の構想―の3本柱で記念事業を企画。5月に植えた陸羽132号を9月に収穫、「旬選いなせっと」の販売などを行ってきた。

 「稲瀬農業の未来を考える会」(廣野次雄委員長)、稲瀬地区振興会(樋口研一会長)が主催した収穫感謝祭には関係者が出席。稲瀬小学校6年生11人による金津流鶴羽衣鹿踊(ししおどり)で開幕し、記念事業の取り組み状況発表、金札米の歴史、学習成果発表、表彰が行われ、稲瀬わかば園園児の大谷さんさ踊りで幕を閉じた。

 この中で廣野委員長は「陸羽132号は見事に実りに実った。試食したところ今のコメに負けない素晴らしいコメだった。いなせっとも2回目の新商品もでき、陸羽132号の試食もできる内容となった。100周年を糧に地区が飛躍したい」と語った。

 キャッチフレーズは6月に公募したもので、最優秀賞には佐藤倉吉さん(同市胆沢)の「愛されて江刺金札米 これまでも これからも」が選ばれた。収穫感謝祭の中で行われた表彰では、佐藤さん、優秀賞の及川寿美江さん(金ケ崎町)と神田つる子さん(同市江刺)に表彰状と副賞が贈られた。

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