花巻

高値取引に期待 天候被害挽回し、出発式 賢治りんご【花巻】

テープカットで2021年産賢治りんごの出荷を祝う関係者
花巻園芸センターで行われているサンふじの選果作業

 JAいわて花巻と同JA果樹部会は18日、管内で栽培される主力品種サンふじのオリジナルブランド「賢治りんご」の2021年産出発式を行った。花巻市太田の花巻園芸センターに関係者が集まり、順調な収穫と高値取引に期待を込め、テープカットや拍手で賢治りんごを載せたトラックを送り出した。

 賢治りんごは、同JA管内で栽培されたサンふじの中でも、糖度13度以上、蜜入り指数2・5以上の選果基準をクリアしたもの。同日は盛岡市の丸モ盛岡中央青果へ向け、104箱(1箱10キロ)を出荷。同JA、生産者、市、県などから約60人が出席し、今シーズンの出荷を祝った。

 同JA果樹部会の小田島節夫部会長は「今年は(相次ぐ天候被害で)試練の年。出荷できてほっとしている。色つやにばらつきはあるが、日中の寒暖差があって糖度は高く、蜜入りも良く味は例年以上だと思う。消費者においしかったといわれるのが喜び」と話し、出荷を見守った。

 同JAの金田伸代表理事副組合長は出発式で「度重なる天候被害で苦労の1年だったが、挽回してきょうここまできた。生産者が丹精込めたリンゴを1個でも多く販売したい」と力を込めた。

 同農協によると、管内今年産は全体で27万箱の販売を計画していたが、4月中旬の霜や6月に降ったひょうの被害を受け、当初計画の7割弱に当たる18万5000箱の販売計画に下方修正した。サンふじは7万2500箱で、このうち賢治りんごは4万3500箱の出荷を計画。果実全般が全国的に不作のため年内の販売は高値基調で推移すると見込んでいる。

 中でもサンふじは春先の天候被害の影響もあり例年に比べ小玉傾向だが、糖度は例年に比べ個体差が少なく平均して高めの傾向。蜜入りは昼夜の寒暖差により今後発生が増えてくるとみている。

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