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SL銀河 23年春運行終了へ 客車老朽化 復興を支援【岩手】

2023年春で運行を終了するSL銀河(JR盛岡支社提供)

 JR盛岡支社は19日、東日本大震災の復興支援や観光振興を目的とした蒸気機関車「SL銀河」について旅客車の老朽化に伴い2023年春で運行を終了すると発表した。終了後は新たな観光列車の運行を検討する方針も明らかにした。

 SL銀河は、盛岡市の県営運動公園で展示保存されていたC58型の機関車を修繕し、14年4月からJR釜石線を中心に運行。

 4両編成の旅客車は1978、80年製。急勾配がある釜石線でSL運転が可能になるようエンジン付きに改造した。製造から約40年が経過し、部品調達が難しい状況など踏まえ、定期検査を迎える2023年6月での終了を決めた。

 同支社によると、14年から21年11月14日までに約5万7000人が乗車した。今年は12月5日まで土日に運行。22年は春から初冬までで、23年は春のみの運行を予定している。

 久保公人支社長は「これまでも運行のたびに地元と一体となって盛り上げてきた。断腸の思いだが、老朽化を迎えたことを受け、検査のタイミングで一定の区切りとした」と説明。その上で「運行終了まで1年半あるので、地元と一緒に盛り上げていくことがSL銀河の次につなげることができる。釜石線の観光活性化を沿線の皆さんと考えていきたい」と述べた。

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