奥州・金ケ崎

前沢劇場 来年2月公演へ始動 大久保輔八題材、配役決定【奥州】

第21回公演に向けて脚本読みに取り組む奥州前沢劇場のキャストら

 新型コロナウイルスの影響で公演が延期されていた第21回奥州前沢劇場は、2022年2月20日に奥州市の前沢ふれあいセンターで開かれる。当初予定していた脚本を変更し、前沢に「輔八坂」を残した大久保輔八の郷土愛を描く「老いの名の坂 輔八坂の軌跡」の上演を決定。2年ぶりの公演に向け、キャスト、スタッフが動きだしている。

 前沢劇場は、演劇を通した地域づくりと地域振興を掲げて実行委(鈴木秀悦会長)が主催。第21回公演は当初、20年度の活動として今年2月に「えぞにしき 菅江真澄 旅の記憶」の上演を予定していたが、コロナ禍で今年度に延期していた。

 感染拡大が長引く中で、実行委では今年度に入り、再度公演について協議した。

 「えぞにしき」はコロナ禍以前の多人数が関わる上演形態を想定していたことから、参加のしやすさ、感染防止対策などの観点から再考。新たな脚本を採用し、「えぞにしき」の上演は第22回公演に再延期する。

 上演が決まった「老いの名の坂」は、前沢劇場参加12年目の大森悠平さん(25)=同市前沢字山下=の作品。明治時代、老齢ながら地域のため衣川方面につながる坂を拡幅整備した大久保輔八の人生をたどる。

 大森さんは、20年度に始まった若手発の企画・奥州前沢小劇場でも大久保が登場する作品を執筆して上演しており、「採用された驚きが大きい。テーマは前沢愛。住んでいる人、通勤している人、来てくれる人などいろいろな愛がある。それを一致団結して届けられる作品にしたい」と思いを語った。

 今回のキャスト・スタッフは初参加を含む約50人体制。稽古は始まっており、23日夜も同市前沢字七日町裏の同センターに集まった。同日は配役が決定し、脚本読みなどが行われた。

 当日は午前、午後の2回公演を予定。問い合わせは同センター=0197(56)7100=へ。

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